2003年10月28日

謹告

あいかわらず、アクシデント、事件続きで(もう、かなりの事にも驚かなくなりました)
雑記のネタには困らないのですが、忙しいため、2,3日お休みします。

はたして、この災難続きをエンジョイできる境地まで、行けるでしょうか。
フム・・・。

ごめんなさい。

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おまけ。

スターバックスで働いていたあのキャシーは、南部ジョージアに去っていました。
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2003年10月26日

Lost in Movie-Making

『Lost in Translation』というアメリカ映画を見た。

フランシス・コッポラの娘、ソフィア・コッポラが監督して、舞台は東京の新宿。日本語がまるきりわからず、さまようナリのでかいアメリカ人、とくれば、少々期待できる喜劇だと思ったのだが、あまりにひどいもんであった。

えー、そりゃないだろ、という場面ばっかし。あんまり情けなくて、頭が痛くなった。彼女が、生まれて始めて作った映画なのかなあ。しかし、芸術大の学生だってもっとていねいに創ると思うが・・・。

しかし、ビル・マーリーがいい役者だったのは新発見。

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酒も飲まず、まじめに、毎日朝7時前から仕事である。

一人で、家でやるのもバーで飲むのも詰まらなくなったな。

一度日本の居酒屋を経験すると、こうなるんか・・・・。どなたか一杯やりませんか?

それと、ビーフジャーキーをお土産に買っていこうと思うんですが、皆さんは、何がお薦めでしょう?
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2003年10月25日

ワールドシリーズ(1) (根性のレッドソックスファン)

ワールドシリーズ(WS)が、佳境を迎えた。

なぜかレッドソックスに勝ってしまってアリーグのチャンプとなり、WSに出てきたヤンキースは、2勝。対するフロリダ・マーリンズは、ナリーグのワイルドカードという底辺から勝ち上がってきた若き軍団で、3勝。4勝すればチャンピオンである。

もしかしたら、もしかしたらもしかしたらもしかしたらもしかしたらもしかしたらもしかしたら・・・今夜、にっくきヤンキースが負けるかもしれない、という期待に溢れたレッドソックスファンは多かったろう。

そんな屈折したレッドソックスファンの友人のT氏、D君と、オレは、歴史的瞬間を見るべく、すでに冬を感じさせる夜気をついて、ボストンのスポーツバーにくり出した。

バーは、屈折したレッドソックスファンと、またWSかよ常連は辛いねドウセまた優勝するけどコノ時期はさすがに少しやんなっちゃうなあというヤンキィースファンと、野球はチンプンカンプンだけど此処にきたらきっとカッコいい男にピックアップして貰えるかもというオメカシシタ女性で満員であった。

試合は息詰まる投手戦。ヤンキースの先発アンディ・ペティットは、まじめなクリスチャン。ヤンキースの独裁者オーナー、スタインブルナーに、何度もトレードするぞと苛められてきたのである。参考↓
http://www.usatoday.com/sports/baseball/games/2003-10-24-pettitte-feature_x.htm
対するマーリンズは若干23才のバーケット。実に緊張した良い試合であった。

最初、バーの中は、品のないヤンキースファンが騒いでいるだけで「ヤンキース色」が濃かったが、そんなことは一向に気にしないT氏とオレは、マーリンズの良いプレーが決まるたびに、コブシを突き上げて歓声をあげる。

何を隠そう、T氏はヤンキースの本拠地球場で、上半身素っ裸になって「ヤンキース・サック」とやるツワモノである。
オレはどこにいようとレッドソックスファンだ、とT氏は言うのだが、毎回、よくぞ生きて帰ってきた!と感心するのである。

野球に詳しいT氏によると、ヤンキースファンには卑怯なやつが多く、敵の本拠地球場では、おとなしいんだそうである。
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ワールドシリーズ(2) (卑劣なヤンキースファン)

ヤンキースのエラーやマーリンズの好プレーもあって、試合の流れはマーリンズ側に。その度に、コブシを突き上げて歓声をあげる人たちが増える。ついには、カウンターに座っていたネーちゃんたちも、状況の流れを感じ取ったのか、数の勢いを恃もうとするのか、こぶしを突き上げる。

オレ達の後ろに、喧しいヤンキースファンがいた。ヤンキースが押していた時には盛んに野次を飛ばしていた。同時に、カワイイコを見つけるという、野球ファンとして許せぬ暴挙である。クネクネしているので、クネ夫と呼ぶ。

ボストンに住むというクネ夫に、レッドソックスの本拠地フェンウェー球場に行く時にはヤンキースを応援するのか、と訊いたら、やはり静かにしていると言った。フム、卑怯なやつだ。

このクネ夫、マーリンズが押してきてクサッたのか、目の前にいた女の子の肘がとどくところに自分のウイスキーを置いた。案の定、興奮していた女の子は、ウィスキーをひっくり返し、女の子の背中をぬらし、飛び散ったウィスキーが、オレの裾にかかった。

ダンディなオレは、あわてず騒がず、女性に自分のハンカチを差し出す。
それを見て、卑劣なヤンキースファンのクネ夫は、「こいつは、そうやって、どうせ、あんたをモノにしようとしてるんだぜ」と言った。
自分で仕掛けといて、卑劣なヤンキースファンである。これだから、永劫にヤンキースファンは好かれないのである。

試合は、バーケットの後半、3塁を踏ませぬ好投で、2対0でマーリンズが勝った。
酒の実に旨い一夜であった。
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2003年10月24日

パン道楽

旨いもの天国の東京でさえ、なかなか手に入らなかったものがある。美味いパンである。

東京で売れるのは、白くてフワフワしているパンのようだ。ところが、オレは黒っぽい小麦粉ソノマンマみたいなのが好きである。(←かなり田舎もの)

こちらにいる時は、近くにポルトガル系のパン屋があり、毎週のようにそこで実にいろんな種類の無漂白パンを買っていた。どれも旨いのである。アメリカに来て初めて、パンがこんなに旨いものだということを知った。(←かなりの食わず嫌い)

で、東京に帰って、あちこち探してみたがほとんどないのだ。自分の住む区域にあるパン屋は、ほぼ全部入ってみたのである。(←かなりこだわる方)

大きなデパートの地下食料品売り場にあることが多いが、これも店によっては、見てくれは綺麗だがかなりマガイモノのひどい物を置いている。一週間ほど調べつくした結果、どのデパートが良いものを置いているかわかるようになった。(←かなりの暇人)

で、・・・・と話は飛ぶのだが、こっちに戻ってきて、久しぶりに件のパン屋に行った。お好みのパンを手に入れホクホク顔でいると(←かなり単純)、隣にいた女性が笑った。

そこで、「このためにわざわざ日本から来たんですよ〜」と言うと、
「そう、私は、ポピーシードのために、サン・フランシスコに行くわよ」と微笑みながら答えた。

なんのことかと思ったら、ベーグルのことだという。特別のレシピーがあって、それより旨いベーグルは他で食べたことはないと言う。

ふむ、サン・フランシスコか・・・、勝ったな。(←かなりの小人)
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2003年10月23日

お国柄?

日本では、いくさに自衛隊を送るか、送るとすればいかなる場所に、どんな装備で送るのが正しいのか、を議論していた。

アメリカに来てみると、すでに、いくさに兵隊を送ってしまい、膨大な金がかかったが、それは正しかったのか、と騒いでいる。

お国柄なのか・・・。国の歴史なのか・・・。

来米する機内の中で、東南アジアについてのニュースを見た。(半分寝ていたので、帰国があいまいだったことをお断りしておく。)

ブッシュ大統領がアセアン会議を機に東南アジア諸国を歴訪していたが、ニュースによれば、マレーシアではテロ攻撃に備えて、市内に星の数ほどいるといわれるタクシーの運ちゃんに、武器の使い方を指導したという。

確かに、全てのタクシーの運ちゃんがそんなことをできたら、数からいっても、これは大変な「フロントライン」ではある・・・。

ニュース「政府は、このたび、タクシーの運転手たちに、対空放射機やバズーカ砲の使い方を指導しました。(苦労しながらも肩にバズーカ砲を背負う運転手の映像)。これで、対テロ対策はバンゼンです!!」

はいぃ? ・・・え〜と・・・・・。

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昨日の、アメリカの「イラク戦争」論議について、追加。

フセイン政府が追いやられ、その対立グループで多数派のシーア派にてこずっているようだが、そもそも、シーア派は、10年まえの湾岸戦争時に、アメリカ政府の“政治的承諾”のもとサダムに対して蜂起したのにも関わらず、アメリカ政府に裏切られ見捨てられた人々である。

シーア派が多数派であることは、今回のイラク戦争前からあらかじめ知られていたことであり、「アメリカの“推進する”民主化」というのが民衆の意向を反映するものであるのなら、何をいまさら!という感じだ。
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共和党へのアドバイス

下の続き。

そんなことを戦争前に冷静に論じるメディアは、オレの知る限り、アメリカにはなかった。
昨日の、ニューヨークタイムズのOp-Edコラムで、トーマス・フリードマンがかなり冷静な分析をしているように思う。
http://www.nytimes.com/2003/10/23/opinion/23FRIE.html?n=Top%2fOpinion%2fEditorials%20and%20Op%2dEd%2fOp%2dEd%2fColumnists%2fThomas%20L%20Friedman

その冒頭で、フリードマンは「共和党の人たちは、イラク問題となると、何も考えなくていいと思っているようだ。Republicans seem to think they don't have to think when it comes to Iraq.」と書いている。
まったくそのとおりだと思う。
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2003年10月22日

あいかわらずのアメリカ

依然として、自分のアパートでキャンプ状態である。もともと物を持つことが好きではないので、こんな状態も悪くない。

食事も、外食しない時には、パンにマスタードを付けハムを挟んで食うだけだが、こんなのも、子供の頃ひどく貧しかったことを思い出させ、原点に帰ったような気になるものである。

それにしても、スーパーで買ったこのホースラディッシュ入りのディジョンマスタードは、かなりイケるぞ。こんな発見があるのも、なかなか楽しい。

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ラジオのNPR局をつけると、未だに「アメリカのイラク侵攻を、どう正当化すべきか」などと議論しているのには驚いた。

殺りくを繰り返す戦争をおっ始めておいて、半年後にする議論じゃないだろ、おい?!

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一昨日のニューヨークタイムズ紙によると、先ごろのマイケル・ムーア監督の映画でも話題になったNational Rifle Association (NRA)が、ギャングが持ちそうな強力マシンガンのようなものを所持するのを合法化しようとしているそうだ。

どこまで行く「おびえるアメリカ人」????

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昨日のニューヨークタイムズ紙の社説によると、ペンタゴン(国防総省)のある高官が、イラク戦争を、キリスト教が悪魔Satanのイスラム教徒を打ち倒す戦いだと、スピーチで言ったそうである。

国防長官のラムズフェルトは、ああでもないこうでもないと、その高官の弁護にやっきらしい。
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2003年10月21日

寝袋の夜 (上)

酔眼妄語に「自己に対する厳しさについて、あるいは、おろかな男の物語」をアップしました。読んでいただければ幸いです。

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昨夜、夜中に疲れ果てて家に戻ると、何も変わりはないように見えた。しかし、今回戻ってきた時にベッド代わりに使うためにと置いておいた、折りたたみ式の簡易ソファが見当たらない。

この度、住いを換えることになって、帰国前に、忙しいスケジュールのなか引越しをした。すべて片付けていこうとしのだが、あいにく病気になってしまい、立っていることもできなくなった。親切な友人たちのおかげでかなりのものを発送することができたのだが(友人たちには感謝してもしきれない)、オレは「ミニマリスト」を自称するくせに詰まらぬ物がやたら多く、引越しが終らなかったのである。立っていられず、最後は這うようにして荷造りをした。

飛行機の中ではシートに文字通り横たわったまま、成田まで行った。

オレの帰国後、キッチンにある物で余ったものは、皿、鍋、調味料などすべて、同じ建物の一階に住む3人の女性大学院生がもっていっても良いことにしていた。

帰ってみるとキッチンの物はほとんどなくなり、さらにいくつか家具類がなくなっていることにも気づいた。大家に訊いてみると、掃除機は、「日本製で性能がいいので」一階の3人が使っているという。

仕方なく、念のためとって置いた寝袋にくるまって寝ることにした。自分のアパートで寝袋で寝るとは、想ってもみなんだ・・・。

なんだか情けなくなって、日本から持ってきたカップラーメンを食った。

翌日、一階の3人に日本土産のお菓子を持っていくと、アイリッシュの学生
Lは、食器類の礼を述べたあとで、「折りたたみ式のクッションもいただいたわ」と言った。やや驚いて、あんなものどんな風にして使っているのかと訊くと、ついこの間まで住んでいたハウスメイトのLi(大学院生)が、新しい住居に持っていってしまったと言う。

ここは、優しくいこう。

実はあれで寝るつもりだったのだ、と言うと、大いに恐縮した。この娘は根はまじめなのだ。掃除機のことも訊くと、悪事を見咎められたようにアタフタし、なぜここにあるのかわからない、というようなことを言った。
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寝袋の夜 (下)

大学院生というのは、大学から僅かばかりの給料をもらっているのが普通だから貧乏なものである。彼女たちも例外ではない。だから、持っていた物を喜んで上げたのだ。帰国前、寝るのに使っていたフートン(これは日本の「ふとん」とは大いに異なり、木のフレームの上に厚手ででかいクッションが載っているのである)をごみ置き場に捨てたら、彼女たちは、恥ずかしそうにすぐさま拾って来て、リビングに置いたものである。

金がなければ、この国では、廃物利用はごく普通である。眉をしかめるほどのことではない。

だから、その気持ちはわかる。が、これは、ちと脱線である。こちらの善意を拡大解釈したのか、この機会を利用しようとする本当の悪意があったのかは、本人以外わかるはずもないし、どうでもいいことだ。

アイリッシュのLは、バツが悪そうに謝り、使うとは思わなかったのだと言い訳した。
「別にいいよ、2,3日、寝袋で寝るし。大家もエアマットを貸してくれるし。」と応える。ただし、このエアマットは柔らか過ぎて、腰痛もちのオレには地獄である。

彼女は、本当に大丈夫かと念を押した後、オレに、今夜Liに電話するかと訊いた。

これは、西洋人が良くやる手であるようだ。ここアメリカで頻繁に目にしたように思う。なにか失態をした時、その解決を当人でやってもらおうと、いわば下駄をこちらに預けるのだ。西欧流の個人主義の反映かもしれない。日本でなら、「(こんなことを引き起こした)自分の責任で、ちゃんと何とかします」と言うところであろう。責任転化ではないが、責任逃れではある。

ここは、ご本人にちゃんと解決してもらわねばならぬ。
Li自身に持ってきてもらう方がいいでしょう、と提案しておいて、「まあ、いつでもいいよ」と、ニッコリ付け加えた。そして、鍋を貸してほしいと、頼んだ。彼女たちがオレのキッチンから持っていったものだが、しばらく借りるほかない。

今夜は、カップラーメン以外のものが食えそうである・・・・。
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2003年10月20日

アメリカ到着

やっとアメリカに着いた。

シカゴ・オヘア空港での乗り継ぎは、イミグレーションがあるため時間が足りず、文字通り搭乗ゲートまで走った。イミグレーションの能率の悪さは万国共通なのだろう。ホールからエスカレーターに溢れる客を尻目に、全体の窓口は三分の一しか使われず、しかも、税関官は隣のネーちゃんと談笑していたりする。
今回はユナイテッド航空を利用したのだが、オヘア空港というのは、国際便が着くターミナル5とユナイテッド航空国内便が出発するターミナル1が、この巨大な空港内でも最も離れているのである。しかも、ユナイテッド航空のゲートはコンコースCにあり、これは、ターミナル1の端っこにある。
イミグレーションに加えて、セキュリティー検査を再度受けなければならない。オヘア空港は、天井にネオンがある巨大な地下道で有名だが、そこを全力疾走したのだ。息を枯らしてゲートに着き、機内に入ってシートに体をうずめて5分後に飛行機は離陸した。乗れなかった客がいたに違いない・・・。

しかも、スーツケースが一つ届かないという、オマケつきであった。

さて、前にも書いたように、日本にいる間は「旨い食い物」を大いに堪能したのだが、言うまでもなく、それは何も自分の味覚が良いからということは意味しない。
近い友人の言によると、何でも旨いと感じるのは、決してよいサインではないと言う。「アメリカの食いもので満足してたんだろ?」

そんなことはない、と反感を持っていたが、確かに自分の味覚が衰えていることを痛感するのに時間はかからなかったのである。

成田を立つ前、お昼を食べることになった。まあ日本にいるわけだし、ここに滞在していた間、寿司を食う機会もなかったから、食ってみるか、しかし、この蕎麦も旨そうであるな・・・、などと空港のレストランのショーケースを見ながら考えた。しかし、そこは、日本。こんな食い意地のはった欲求は簡単に満足させてくれる。

「寿司・お得セット」という、寿司盛り合わせとかけ蕎麦が一緒になったものを注文。

「空港の寿司」のみならず、「空港のかけ蕎麦」に感動し、お汁を最後の一滴まで飲んでしまった自分が悲しい・・・。

しかも、ユナイテッド機内食の「照り焼きチキン」も旨いと感じてしまうなんて・・・。ああ、もうダメだ。
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2003年10月15日

道行く人々 (2)

東京では、未だに駅前などでは、バイトの男女がティッシュなどを道行く人々に配っている。呑み屋やサラ金ローンの広告代わりが多いのだが、渋谷や新宿など、場所によっては小一時間歩くだけで、かなりのティッシュを手にすることができ、なかなか便利なシステムである。

モノによっては配るターゲットを絞っていることもある。たとえば、新しい女性用のジムとか化粧品の広告は、もちろん女性に渡さなければいけないし、テレフォンデートで女性を求めている場合もあるらしい。青年者を対象にしたサラ金もあって、そういう場合は、当然、おじいさん、おばあさんには渡さないのである。

友人に聞いたところでは、ある時、バイトの男性がティッシュを配っていて、目の前に来たおじいさんをパスしようとしたところ、件のおじいさんは「オレになぜよこさない?」と怒って食って掛かったところ、逆に突き飛ばされて大怪我をし、訴訟事になったそうである。

別に、ティッシュを貰いたくはないが、確かに自分だけパスされるのは良い気持ちのものではない。ちょっとムッとすることもあるし、ますます、その広告がなんなのか知りたくなる(だから、オレにとっては、広告効果は絶大である)。

―― と、そんな話を聞きながら、ある大通りを歩いていたら、これまたバイトの兄ちゃんがティッシュを配っていて、先のほうにいる自転車に乗った子供に渡した。そして、オレの前を歩いていたかなり高齢のサラリーマンと思しき男性にも渡した。

持ち合わせのティッシュが無かったので、貰えることを期待して男性の後をついていたオレの右手は、まあ嫌だけど貰ってあげるよ、ったくしょうがないなあ的な、あのアンニュイな軽い前方振り上げ体制にはいった。

と、兄ちゃんは、前に去っていった男性から離した視線の隅でオレに軽い一瞥をくれるなり、差し出していたティッシュをさっと下ろした。オレの右手は、むなしく虚空をさまよい、あまりのバツの悪さにその持ち主を責めている・・・。

ガキと高齢のおっさんに渡し、そのあいだを飛ばす商品とはなにか、とオレは一瞬考えた。新しいタイプの栄養ドリンクか?新種のオモチャか?そんなものがあるはずがない。
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2003年10月14日

道行く人々 (1)

オレは背は高くないのだが、ガタイが横に大きく、しかも歩き方がかなり大雑把なので、通りを歩いていると、なんとなく向こうから歩いてくる人がこちらを避けてくれるような気がしていた。ある友人などは、あんたの後ろを歩くと楽だ、などと言って、こちらを人間シールドにしている。あるいは、歩く人間雪かき機・・・。

カルチャーショックとか自己発見というのは、身についたものが回りとチグハグを起すことから始まるのであって、そういう意味で、突然やってくるのである。

ある日、友人と歩いていたら、友人は俺の歩き方に一瞥をくれるなり、「そんな歩き方してると、この辺りにいる『その筋の方』と間違えられて抗争に巻き込まれるから、止めてくれ」と言った。フンまさか、と思ったが、どうも友人の観察が正しいことに気づき出した。

どうも、自分の歩き方が、回りを行く人たちと違うのである。特に、急ぎ足で道行くサラリーマンとは雲泥の差である。自分の歩き方は、この社会にそぐわない余裕というか、のんびりさがあるのだ。それに比べて、日本のサラリーマン達は、歩く時、なにかこう、一種のキビキビした、しかし辛そうな自己抑制の“オーラ”を発している。オレのその「そぐわないのんびりさ」は、確かに、「その筋の・・・」と言われてもしょうがないのであろう・・・。
(続く)
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2003年10月12日

食の天国

・・・とか言っているが、食い物は、旨い!!旨すぎます。

そして、ますます太るんである。

ある商店街にラーメン屋や蕎麦屋が軒をそろえて並ぶのを見たり、小さなマーケットに所狭しと安いものが溢れているのを見ると、ここは、さすが日本だのう、アジアだのう、と感じることが多いのである。

店のショーウィンドーに並ぶ食べ物は、どれも目移りするほど美味しそうである。

コンビニなんぞに、何気なく売っているものもレベルは高い(オレの舌のレベルが下がったのかもしれんが)。片隅に売られているミタラシ団子なぞを、コンビニものと、なめてはいけないである。

きょうは、我慢できず、とうとう、ローソンであんまんと肉まんとゴマ団子を買ってしまった。ああ、また太る・・・。
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2003年10月10日

久しぶりの日本

いま、一時帰国して日本にいる。またすぐアメリカに戻るのであるが。

こうしてゆっくりと日本を見るのは十年ぶり以上である。成田に降り立って、都内に入ってみてざっと見たところでは、この10年の間に、東京が本質的に変わったとは思わない。大きくラディカルに変わるには、東京という都市は飽和しすぎているのであろう。

もちろん、道路は小奇麗になり、コンビニの数は、ないところを探すのが難しいほど膨大に膨れ上がり、人々は必ずと言っていいほど、アメリカでは決して見かけることがないような小さな携帯電話(小さいが機能はより複雑である)を睨んでいる。しかし、それは本質的なことではないような気がする。茶髪が増え、外国人(非日本人)を多く見かけるようになったのは、個人的には、東京が規格化・同質化を脱し多様化した証しとして歓迎したい気持ちである。

しかし、10年も留守にしていると、いろいろ細かいことが違っているようで、浦島太郎状態である。ここに来て気がついた、というか、ちょっと感動したことを挙げる。

(1)100円ショップ
(2)公共交通機関の信頼性が高い
(3)役所の人も含めて、サービス業が懇切丁寧
(4)配達は時間通りに必ず来る
(5)なにげない食堂の飯が美味い
(6)ちょっと立ち寄れる、良い飲み屋が多い

(1)と(2)は、この国の人たちの堅実性を、(3)と(4)は、人々の誠実な勤労精神を、(5)と(6)は、この国の食文化の伝統を表しているのであろうな。考えてみれば、なかなか良い国である。というより、この三つはアメリカ社会に一番欠けているものかもしれない。
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