2003年11月13日

酔眼妄語、ひさびさアップ

久々に、メインコラム酔眼妄語の方に、「イスラエルの娘」をアップしました。

http://www.memorize.ne.jp/diary/72/41937/
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2003年11月06日

過去日記 ―― 手

11月3日に、「『Lost in Translation』とマリア様」を追加しました。
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11月6日
引越しするので、荷造りをしている。

文科系の研究者という、因果な商売をしているおかげで

持っている本、資料のたぐいは、異常に多い。

本50箱を郵送し、その倍近い書類を捨てた。

地元の郵便局では、重くて役にもたたなそうな、巨大な箱をいくつも搬入するナゾの男として

一躍有名になり、

カートを押して自動ドアを入っていくたびに、また来たか、という顔をされる。

家の前の、いつもゴミを捨てる路肩は、

予算編成後の大蔵金融省の地下もかくありなん、というほどになった。

それらを、すべて、3階の自分のアパートから下に降ろした(この家にはエレベーターはない)。

重量のある箱を両手で持ち、下まで運び降ろし

それを繰り返しているうちに、手のひらは痺れ、皮は固まり

なんと、指の指紋もツルツルになってしまった。

硬化して割れて、指紋のない指 ―― 

実のある仕事をしつづける労働者の手とは、こんなものなのだろうか。

本来、手を使って働く人間とは、こんなものなのだろうか。

そんな手が、なぜかとても「自然」に見えた。

とすれば、オレは、いままで、「本当の手」を持っていなかった・・・。

と、カッコよく決めてみましたが、

しかし、この本、なんとかならんかね。

今度生まれてくる時は、絶対、

CDROMだけ持てばいい科学者か、ペンだけ持てばいい数学者になりたい。
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2003年11月05日

場末のモーテルは楽しい

「おいちゃんの旅」にでてます。

昨晩は、モーテルに泊りました。深夜に着いたら、薄暗い窓口で、バスケットボールのSpursのユニフォームをだらしなく着こなした黒人のあんちゃんが、大声で怒鳴ってました。

「おいよぉお、さっきなんて言ったんだよぅううう!!もーいちど、言ってみやがれヨー!!」

ビビッテいたら、窓口に話してるんではなく、携帯で彼女かなんかと喧嘩していることが判りました。

しかし、一瞬かなり凍りつきました。
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2003年11月04日

カルロの新しい試み

画家のカルロを、久しぶりに訪ねた。

部屋に入っていくと、「おい、ロジ、ちょっと手伝えや」と言って、巨大な灰皿のようなものを壁に取り付け始めた。分厚い石膏の板のようなものの中ほどが楕円形に凹んでいて、そこに青い線が何本か引いてある。なかなか面白い意匠だ。

部屋の周りの壁を見渡すと、巨大な白いカンバスに直線の組み合わせのものが多い。

「最近は、直線にとり憑かれてるのかい?」と聞いてみた。カルロは、以前は、さまざまな明るい色を太いブラシで並べていくのが主な手法だったのだ。
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2003年11月03日

『Lost in Translation』とマリア様

ここ何日か、会う人毎に、あの映画『Lost in Translation』の感想を訊かれる。

今日は、オフィスに行ったら、大きな眼をしたマリアに久しぶりに会った。

彼女はスペイン系で、エル・グレコの絵画に出てくる、

眼が顔の三分の一もあろうかというマリアを彷彿とさせるような巨大な眼をしている。

その巨大な瞳をこちらにじっと据えて、

あまえは、『Lost in Translation』を観たのか、と訊く。

これは、観てなければこれから私がしようとする話が進まん、したがって、観てないことは許さん、

という意味である。

このマリア様は、自分の世界がはっきりしている上に、かなーりシツコイのである。

そんな場合は、マリアの石打の刑、集中放火を覚悟しなくてはならない。

さいわい、オレはその映画を観ていた。おお、神よ、アリガトウ。

彼女は、この映画に、かなり感動したらしい。

しかし、この映画の月並みさが腹に据えかねていたこともあって、オレがその浅さを、かなり強くクサすと、

彼女は、その巨大な眼を、グレムリンのように半目にしてしまい、

とても不機嫌そうな顔になった。

ああああああ、なんてことをしてしまったのだ?! マリア様にケンカをうってしまうなんて!!

これで、彼女の自己弁護の集中放火も覚悟しなくてはなるまい、これは石打の刑より辛い水責めの刑のようなものだ。

おおおおお、オレの貴重な一日も、これで終わりである。

しかし、オレにもこんな日があるものである。

彼女は、「I guess you are right」と言うと、行ってしまった。

マリアよ、許してくれ。しかし、なにも起こらないのか。なんか不安である。
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