2008年08月31日

冷凍寿司

 いろいろあって、胃がもたれ、しかも疲れている。何も食べる気がしないので、日本食でも喰ったらと思うが、そんな贅沢をする金がない。

 ところで、パリには「ピカール」という冷凍食品店があるのだが、これがちょっと気が利いている。冷凍食品にしては旨いものが多く、しかも、ああこんなものまで冷凍食品にしちまうのか、フランスの伝統を無視しないでなかなかのもんだ、と目から鱗が落ちることも多い。

 なんと、そこで「寿司」を売っているのだ。良い機会とばかり買ってきた。しかも、名前はずばり「日本」! 巻物とサーモンの寿司が入っている。日本食は、とれだけ久しぶりだろう――。

……なぁ、寿司にクリームチーズを入れんなよ。とほほ……。アジア食セクションに置くなよ。「本格的なアジアの味」とか書くなよ……。
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2008年08月29日

危機的な状況のコンピューター

 今使っているコンピューターは、8年たった年代ものだ。
 昨夜深夜、仕事をしていたら、コンピューターのHDが、残り220MG位になったとメッセージ。どうしたらいいものかとアタフタしていると、突然、たった58GMになり、「危機的な状況です。これでは肝腎の機能が使えません。使わないアプリを削除して下さい」みたいなのが出た。

 オーい、「危機的な状況」だとよ。と深夜に突然、言われてもなあ。
 リブートしても「ディスク・クリーニング」しても同じで、「使わないアプリ」と言われても、ほとんどいらないものは削ってしまったし、これで一巻の終り、締め切りにも間に合わないか、と観念いや閑念しながら、さらに削るものを探しながら座っていた。そしたら、突然、「HDにスペースができました」のメッセージが出た。みたら、なんと、1GBもあるではないか。そのあとは、気のせいかすべてがサクサク。

 なんだったんだろう? かってにアップデートがされて、エクスプローラー7がダウンロードされていたんだが、そのせいか? エクスプローラー7はクラッシュするとか評判が悪いので、「インストールするか」と訊かれても、その場では拒否したんだが。あなたはいったい何ものですか?

 コンピューターというのは(ウィンドウズだから?)、まったくなにを考えているかわからん。行動が読めず、時どき「危機的な状況!!」とわめく中年みたいだ。とすると、この機械との関係は中年夫婦みたいなもんか。「これでは、肝腎の機能が使えません」とな……。

 写真が趣味でたくさんとり続けているデジタル写真は、最近はHDの残量が気になって注意して保存しないようにしているんだが。いいかげん、過去の写真を整理しなくてはなあ。
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2008年08月28日

フランスの養子縁組

 いつも行くパン屋に寄ったら、ショーウインドーには、金色の麦の穂と白い花(アザミみたいなのだが名前は知らない)が飾られていた。もう秋か。

 今日も3キロ走った。
 夜、時間があって久しぶりに観た大リーグ、レッドソックス対ヤンキース戦。観た瞬間、岡島が同点ホームラン打たれて勝ちゲームをチャラにしてしまったよ。トホホ。

 ジムで読んだ『リベラシオン』紙に、フランスでの養子縁組についての記事(人類学者で養子縁組に関する上級評議会メンバーであるJean-Vitalのインタヴュー)。

 ここフランスでは、白人のカップルが黒人やアジア人の子を連れているのを頻繁に見る(時に自分たちの白人の子に混じって)。そんな養子らしき子どもを連れた家族をよく見るので、養子縁組にはかなりオープンかと思っていたが、人種・民族が明らかに違うことには、差別などかなり社会的抵抗があるようだ。血のつながり重んじるからだとか。

 ここ2年は養子縁組が減っているんだそうだ。本来あった海外からの養子縁組が減少、国内もあいかわらず限られている。血のつながりの尊重、その同じ“コインの裏”として、国内で養子縁組をさせるのは後手後手に回り(すぐ養子縁組しないので子どもが大きくなってしまうとか)、結果、海外からの養子縁組が多いんだとか。

 減ったと言っても、もちろん、フランスは日本なんかよりはるかに進んでいるんだけど。日本の社会は、「異なるもの」に対して非常に排除的だから(一億総同じモノ志向)。

 もう一つは、減りつつある国内の養子縁組に、国を挙げて何とかしましょう、という記事。フランスは、2006年から2007年までに養子縁組が20%も減少したんだそうだ(イタリアは、逆に9%増えている)。
«En France, on privilégie le droit du sang»
Jean-Vital de Monléon, pédiatre, anthropologue et membre du Conseil supérieur de l’adoption :

http://www.liberation.fr/actualite/societe/347994.FR.php 

Adoption : un plan pour en finir avec le parcours du combattant
http://www.liberation.fr/actualite/societe/347997.FR.php
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2008年08月27日

民主党クリントン支持者

 アメリカでは、民主党党大会が開かれているが、その民主党支持者のニュース。

 クリントン支持者のうち、オバマを応援せず共和党マケイン支持に回る者、27%(昨夜のEuroNewsより)。

 四分の一以上。これが国民全体にどんな印象を与えるか、考えないわけではなかろうに。いい大人が、「ブッシュ政治」を否定しておのれの党が勝つより、恨みと怨嗟と妬みでものを考える。
アメリカ人の民主主義意識、この程度。
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2008年08月26日

夏の終り

夏の空1(?)週末からぐんと涼しくなった。
心なしか、空も秋の風情に見える。

エレベーターでアパートの住人と顔を合わせて、「ああ、これで夏も終りか」という目くばせをする。
乗り合わせたじいさんは、「いやいや、例年ですと、まだもう一度くらい暑い日が来ますよ」と言った。
「だと良いんですが」
「まあ、なるようになりますよ」
セ・ラ・ヴィ――

街の大通りに出ると、車の数がいっきに増えている。
鳴るクラクションも、繁くなってきた。
パリが、バカンスから帰って来た。
――セ・ラ・ヴィ。

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2008年08月25日

JAPAN野球批判、続々出てくるぞ

 五輪でメダルを取れなかった「(プロ)野球JAPAN」へ、下記のようなストレートな批判が新聞に載った。これから続々出てくるだろう。

 (おそらく潜在的にいる)日本人の半分くらいと同じように、この監督ではほとんどダメだろう、と思っていた。ただ、それを大会の最中に書くと、「日本が負ければいいのか」「そんなにお前は日本が嫌いか」と、烈しいコメントメールを頂くことになるので触れないでいた。それに、選手の努力で、万が一、勝ってくれれば、日本野球の優秀さを信じる者として嬉しいし。(多くの日本人が、大きな国際大会になると突然、国粋主義になるのはなぜなんだろう? まあ、他の国でもそうか。パリのスポーツ・バーでフランスを口撃したら、無事では帰れないな。)

 しかし、わたしの周りでは、星野監督をかっている人はほとんどいない。はっきり言って、この監督は、中日監督時代、選手へ暴力をふるい、ほとんどいつも精神論ばかりを振り回して、選手を酷使して故障させることが多かった。そのために才能が溢れていたが短い選手生命を終えた選手もいたのは、よく知られた事実である。人間が成長するということは否定しない。たしかに、阪神監督時代は優勝した。ああ良い監督になったんだな、と思った時期もある。しかし、その後のTVコメンテーター時代の精神論ばかりの解説を聞いて、残念ながらこの方は変ってないんだな、と感じざるをえなかった。

 今回、全日本監督になってからのメディアでの数々の活きの良いコメントを聞いて、メディアをあえて利用しているのかな、と思ったこともあったのだけれど。しかし、星野氏のこの大会での選手起用法や、五輪の後のコメントを聞いて、悲しいかな、非常に保守的で、新しい状況への対処ができる「名将」では決してないのだな、と思ってしまった。

 福田富昭団長がおおやけに批判しているというのは、よほどのことがあったのだろうか。それとも、日本の空気が変ったのだろうか。

 しかし、怖いのはメディアだな。あれほど「闘将」と騒いでいたメディアが、掌を反したように批判しはじめるのは、驚きはしないが、醜いものだ。五つ星ホテル滞在の件なんかは、アメリカのバスケット・ドリームチームなんかもやってることだし(そのことの批判は、もちろんメディアはしない)、マラソンも含めて、もし金メダルを獲っていれば何も言われなかったことだろう。そう考えると、やはり日本のメディアってのは、勝てば官軍、長いものに巻かれろ、弱いものイジメが好きという、きわめて村社会的なのだな。

 さて、先回のアテネ五輪で長島監督の代行をした中畑氏は、それ以前はメディアでは威勢がよかったが、大会後、「自分の能力のなさを痛感し」(中畑氏)、謙虚になった。が、その後の氏のコメントは聞いていて気持ち良いものになったと思う。星野監督はどうだろうか。
ぼやき止まらず? ノムさんと王さん、五輪野球語り合う
楽天の野村監督とソフトバンクの王監督は24日、Kスタ宮城の室内練習場で約40分間、熱く語り合った。

 野村監督は「仲良しグループをコーチに選んだ時点で、だめと思った。データも集めたんだろ? 使い切れていないな。投手出身の監督は視野が狭い。今年の岩瀬はオープン戦から調子が悪かった」と星野采配を批判。これに対し、ワールド・ベースボール・クラシックの監督も経験した王監督は「国際ルール、メンバー編成は難しい。(日本のプロ野球は28人だが)24人しか選べないのも大変だし、先発投手をリリーフさせて中継ぎ専門の投手がいなかった」と同情的だった。

 川崎ら故障者が続出したことにも野村監督は「今の子はケガに弱い」とぼやき、王監督は「我々は頑丈だったね。通算出場試合が1位と2位だから」とうなずきながらも「同じもの差しで見たらだめでしょう」とかばう。通算本塁打は1位王が868本、2位野村が657本。野村監督は「人格の差だな。これが(通算本塁打)200本の差だ」と苦笑した。
http://www2.asahi.com/olympic2008/news/TKY200808240114.html

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2008年08月23日

メダル数

 オリンピックの「メダル数」が話題に上るが、それを報じるテレビの「ユーロ・ニュースEuro News」でのこと。

ユーロ・エッフェル1 中国、アメリカ合衆国……とランクを上げたその一番下に、「Euro」。たしかに金メダルの数は中国やアメリカ合衆国を抜いてダントツ1位だが、それはないだろ。なら、アジア圏とか地中海圏とか、オセアニア経済圏とかアリなのかね。いや、アフリカ連合AUとか、太平洋経済圏とか許したら、EUもまったく勝てないんじゃないか。

 こういう「てまえ勝手なルール解釈」は、フランスでならば驚かない。そういえば、現在、サルコジがEU議長になってるが、それと関係あるのかね?
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2008年08月21日

アウシュヴィッツ訪問と南オセチア報道

 この8月中旬は、ポーランドの古都クラコフに小旅行をしてきまた。クラコフの郊外50キロほどのところにある「アウシュヴィッツ」(ポーランド名「オシフィエンチム」)を訪れるためでした。

 この時期は自分の誕生日もあり、それが心に残る何かにもなると思ったのです。長いあいだ、ぜひとも訪れてみたいと思っていました。それは、有名な本『夜と霧』を手にした頃からだったでしょうか。若い頃、そのくだりを朝日新聞の「天声人語」で初めて読んだときの衝撃は、今でもはっきり覚えています。

 クラコフからバスで1時間半、いくつかの町と森を抜けて、たどり着いた「それ」は、雨模様の雲の下に、静かに建っていました。朝10時前だというのに、すでに館内には多くの人が訪れていました。今回のために、ここで日本語ガイドをされている中谷剛氏の『アウシュヴィッツ博物館案内』(凱風社)に眼を通していました。

 3時間の英語のガイドツアーに参加しました。記録映画を観た後、第一強制収容所である「アウシュヴィッツ」から、第二強制収容所の「ビルケナウ」をまわるツアー。小柄なポーランド人女性が、感情を抑えたようすで、ナチスが領土侵犯戦争とともに行った残虐行為の事実を正確に粛々と説明していきます。何度か、その静かに澄んだ眼で、「この事実の意味を、良く考えてみてください」と、語りかけてきました。

 多くの心に深く残る写真と風景。いかに、自分がこれまで精神的支点のない生活を送ってきたかを、思い知らされました――と書くとキザですが、自分の生活にあまりに多い無駄と贅沢と甘えを削って行こうと思ったのは事実。クラコフに帰るバスの中では、さまざまなことを考えました。

 その夜、ホテルでテレビを観ていると、南オセチアのことを報じてたので引き入れられました。ところが、その報道の調子が「グルジアに抑圧されていた南オセチアの人々を、ロシアの軍は解放し、救助活動をしています」というトーンなのです。グルジアが行った「蛮行」と同時に、南オセチア住民の「ロシアに感謝する声」をも伝えています。(たぶんロシア政府よりの)「Russian Today」というテレビ局でした。南オセチア近くから命からがら逃げてきたアメリカ人の少女が、アメリカのFOXテレビでグルジアがいかにひどい行為をしていたかを話す場面が、FOXテレビによってカットされるシーンも報道されていました。

 チャンネルを回すと、CNNは、ロシア軍の南オセチアとその周辺での一方的な「侵犯行為」「殺戮行為」を報じています。イギリス軍の兵士がロシア軍の「協定違反行為」を指摘するシーンや、ブッシュが「南オセチアはグルジアの領土であると国連で認められており、ロシアはこの国際的認識を尊重すべきである」と発言するスピーチも。チャンネルをRussian Todayに戻すと、「これは報道合戦の様相を呈しています」と解説しています。そう、これは、完全な報道合戦なのです。

 日本ではどう報じられているかは知らないのですが、報道の仕方によって、「伝えられる事実」がまったく異なるのを、如実に目の当たりにしました。どれだけ、私たちの「事実認識」「世界観」というものがメディアによって影響されていることか――を、あらためて考えさせられました。

 他の局は……とチャンネルを回してみると、「アル・ジャジーラ」の英語版テレビで、上の双方の報道振りを報じているのです。そして、「本当の事実」をどう理解したらいいのかを、いろいろな学者や政治家に訊いているのでした。グルジアの周辺国リトアニアの政府筋が、この問題の解決のために尽力している、という事実は、この「アル・ジャジーラ」英語版で初めて知ったのです。

 「アル・ジャジーラ」テレビを、本当に見直してしまいました。CNNがアメリカ政府より(FOXほどではないにしても)だとは、このブログでも何度も書いてきましたが、「アル・ジャジーラ」テレビの中立性がこれほどだとは、不勉強で知りませんでした。恥ずかしい。家では「アル・ジャジーラ」英語版が入らないので、これからはネットでフォローして行こうと思います。
 帰宅してネットで調べてみると、日本では、上のFOXテレビの出来事に関して「アメリカのメディアでもそんなことがあるのか」と驚いてみたり、CNNは中立公正だと書いている人が多いようです。やはり情けない。
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2008年08月14日

マリア昇天節

 パリのノートル・ダム寺院でマリア昇天節の礼典があるというので、夕方から、明らかに物見遊山で出て行く。困ったことだ。

 6時ごろ着いてみると、もう終わった様子。その後セーヌ河沿いに「procession」があるというので、指示された方向に行っても、船着場で人々が行列を作って船に乗ろうとするのが見えるばかりである。

 間違ったかと思い、帰宅しようとノートル・ダムの方に歩き始めたら、向こうから音楽が聞こえた。やがてマリアの張りぼての様ものを担いだ一団が、セーヌ河沿いを歩いてきた。

 「パリのノートル・ダム寺院」という有名さにちょっと似合わぬのではないか、と思うほど素朴で飾らない行列が、一緒に走る車のスピーカーから流れる音楽だけに包まれて、船着場の方に進んでいった。
 
 他にほとんど見物客もおらず、不思議な経験であった。
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2008年08月13日

渡仏2周年記念のワイン

 パリに来てもうすぐ2年になる。その2周年記念に、去年サン・テミリオンで買ったやや古いワインを開けることにした。

 Chateau Larcis Ducasseという作り手のグラン・クリュという高級なワイン(もちろん、おのれの懐具合で買える範囲のもの)なので、朝、抜栓し、しばらくおいて置くことにした。栓を抜いて、グラスに少し注ぎ、香りをかぐ……。何回かかいだ後、口に含んでみた――。サン・テミリオンはカベルネ・フラン種やメルロ種のブドウが主体なのでビロードのような舌触りといわれるが、これはなんと言ったらいい感覚だろうか。静かにしっとりとしたから喉に広がる、深いふかい感覚。赤い液体が体のすみずみを幸せにしてくれる力強さと同時に、もの思いに耽らせるような落ち着きのある味わい。

 これまで買って飲んできた安ワインが子供だましに思えるような、大人のワインだった。「ハイ、小癪なまねばかりして、どうも済みませんでした!」と謝りたくなる。

 もともと、このために先日マルシェで買っておいたチーズの他に、できれば良いバゲットを用意したかった。それには趣向として、うわさに聞く「パリ・バゲット2007年コンクール1位」の栄誉を勝ち取ったバゲットもおもしろいと思っていた。ところがその店に何度電話しても出ない。なんせこの時期だ、バカンスか?

 疲れていたので諦めようと思っていたが、ワインを味見して気が変わった。こりゃ、スゲエ、良いバゲットでなくては申し訳ない!!ともかくも、その店へ。案の定、バカンスを利用した改装中。うーむ、では「プランB」。2006年1位の店へ。ここもバカンス中。諦めかけたところで、近くに「カイザー」のパン屋を発見。入って行って、バゲット・トラディッショナルはあるかと訊くと、「あと10分かかるけど、いいの?」と言う。もちろん待つことにし、焼きたてのバゲットを持って帰ったのだった。

 優れたワインと、焼きたてのバゲットとチーズと。これだけで満たしてくれる食文化は、そうはあるまい。
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2008年08月12日

家具屋に修理を依頼

 例の家具屋に椅子を持って行った。店のドアの案内をみると「Tapissiere」とある。これは「室内家具・装飾一般を扱う職人」という意味らしく、店内には椅子の他に、ソファ、クローゼットなどが置いてある。

 見積もりをしてもらうと、約2週間、150ユーロでやると言う。150ユーロは高いと思ったが、これを外して、ここを糊でくっ付けてやるとちゃんと仕上がる……などと具体的に説明してくれるし、こちらとしてはあまり選択肢はなさそうである。糊を使わなければもっとかかるし、他に行っても大体そんなものだ、という彼女の説明にも、なにか誠実なものを感じた。家具職人と交渉(交流)ができるのも、ちょっとエキサイティングな経験であろう。

 お願いすることにした。中旬から旅行に出るので、帰って来る月末には修理ができているはずだ。
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2008年08月11日

「恥の大会」

アンチ北京オリンピックデモ1

 サン・ミッシェル広場を通りかかったら、噴水の前で、北京オリンピックに反対するデモを見かけた。「フリー・チベット」の旗を何本か掲げ、人権を抑圧する中国のオリンピックに反対するという旨のプラカードを持っている。

 通りかかったら、若い女性が一人「Jeux de la HONTE(恥の大会)」というプラカードを持っていた。「Jeux Olympiques(オリンピック大会)」をもじって、北京オリンピックを非難した表現である。その辺りを写真に撮ろうとしたら、女性はカメラの前にプラカードをしっかりと掲げてくれた。撮った後で、眼で礼を言うと、しっかりと頷いた。
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2008年08月10日

パリの浜辺

パリ・プラージュ1

 さて、パリはバカンス真っ最中。早ければ7月の初旬の週末には、パリの幹線道路は、スーツケース、小型ラジカセ、折りたたみイス、そしてシャレた麦藁帽を詰め込み、ウキウキした顔が運転する車で渋滞が始まる。しかしピークはこの8月だ。

 「1ヶ月のバカンスのために11ヶ月働く」といわれるフランス人、なぜそんなに長いバカンスが取れるかというと、まず長い有給休暇をもっているからだ。ある旅行会社の最近の欧州調査比較によると、年間有給休暇日数は、フランス37日、イタリア33日、スペイン31日と、フランスがダントツ。ちなみにアメリカは14日。しかも、フランス人は80%以上がこの有給を消化するというから、バカンスにかける根性が違う。

 歴史的に見ると、1936年、人民戦線内閣が全ての労働者に年2週間の有給休暇を保証するマティニョン法、いわゆる「バカンス法」を初めて立法化した。その後、1956年には3週間、1969年には4週間となり、1982年には5週間を勝ち取ったのである。そうした背景からすると、5週間の有給休暇を消化するのは当然の権利であり、それを実行するのはフランス人民の義務のようにさえ感じられるのかもしれない。ほとんどの人が1日も残さず消化するのはそのためなのか。有給休暇取得率50%程度の日本とは、雲泥の差である。

 フランス人のほとんどが国内でバカンスを過ごすのも特徴だろうか。先の調査によると、海外に行くのはたった17%。ドイツ人の64%、ベルギー人の79%と比べると格段の差だ。しかも、財布のヒモの固いので有名なフランス人、ぜいたくは避け、できるだけ出て行くものは抑えようとするのである。家族でバカンス中に遣うお金は日に44ユーロ、という説もある。

パリ・プラージュ2 しかし、バカンスは取るものの、経済上の理由で遠出できない人も多いようで、そういう人たちのために、パリ市は数年前からセーヌ河沿いに3キロにもなる人工ビーチを造った。

 「パリ・プラージュ(浜辺)」と呼ぶ。セーヌ河に砂浜ビーチかよ、しかも道路のわきに砂を積んだだけのオザナリナ、とバカにしていたが、シャワーの装置もあり、露天のビアホールが出たり、簡単なスポーツ・コーナーやペタンクの砂場までできていたりして、これがけっこう混んでいるのだ。
 夏は浜辺だという思想が根強いのだろう。
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2008年08月08日

『ER』放送!

 夜、テレビをチャンネルサーフィンしていたら、FRANCE2でなんとあのアメリカドラマ『ER』をやっている。

 もちろんフランス語。シーズン幾つ目かもわからない。登場人物もかなり替わってるし。だが、それでもかまわない。一昨年だったか、しばらくやっていて、フランス人の趣味に合わなかったのか、途中で打ち切りになったのだった。

 感動しながら観た。でも、来週は旅行に出てしまうが、どうしよう……。
 FRANCE2、偉いぞ。しかし、一晩に一挙3つのエピソードとは――。ちょっとお腹イッパイの感。
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2008年08月07日

近くの家具修理屋

 居間でテレビを観ている時に椅子に寄りかかったらバキッという音をたてて、背を支えている木の一本が根元から折れてしまった。

 アパートは家具付きである。フランスの住居を借りる時は「家具なし」と「家具付き」があって、「家具付き」の場合は、家具どころか食器やシーツまで付いてくることが多い。(そんな細々したモノが契約切れの時に壊されずにちゃんと保全されているかどうかに大家もうるさくて、借りる時と契約切れの時に、アパートに付いてくるモノのリストで細かくチェックするのである。この手続きをエタ・デ・リュ(Etat des Lieux)と呼ぶ)

 こんな風に付いてくる家具には、かなり年代モノも多い。ウチの居間にある食器用クローゼットは、なんと18世紀のもので扉の彫り物がきれいである。もちろん、あちこちたわんだり軋んだりしているが、使えないことはない。というより、フランスではそういうものを問題なく使うのである。日本ほど湿気がないこともあるのだろう。

 折れた椅子は、そんな家具の中に一つだった。座面のクッションもしっくりはまらず、セットになっている4つの椅子の座面がみな違う形という代物だが、借りている以上、直しておかなくてはならない。

 先月の末だったか、アパートの何軒か隣に家具を直す店がオープンした。店舗一杯に張られたガラスから中を覗くと、若い娘さんが一人でもくもくと働いている。まさかこんな若い彼女が……と思ったが、どうやら店の主らしい。以前6月に書いたウェディング・ドレス店のように、若い人たちが自分の店をもつことができる街なのだろう。
(参考:http://dokugo.seesaa.net/article/103840323.html

 で、これはちょっと面白い良い経験にもなると思ったから、その店に立ち寄り椅子を直してくれるかどうか訊いてみた。こちらの不自由なフランス語を辛抱強く聞いてくれる上に、英語も少し話す。今度、椅子を持って来れば見積もりをくれるという。来週、立ち寄ることにしよう。
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2008年08月06日

北京オリンピック関係ニュース

 北京オリンピックがもうすぐだが、TVでも、時どきオリンピックに出る選手の話題を提供してくれる。たとえば今日は、自転車選手や競歩選手が北京の暑さにどう対処するか?というレポート。

なんでも、南フランスの町で開発したらしい体に巻くアイスパックは「かなり期待できる武器」だそうだ。冷蔵庫に入れておいた冷却パックのようなもの、それをコルセットのようなものに何本か挿(さ)して、腰のあたりに巻くらしい。

 それだけでもかなりの重量になるかと思うが……。
 「これがあれば、北京の暑さも大丈夫ですよ〜」と、開発者。
フランス人のこんなホノボノしたところが好きである。
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2008年08月05日

初飛行

バカンス中のハト親子2 ハトの雛が気になるので、朝方から時どき向こうのベランダを覗く。夕方、雛がテラスの手すりの上に乗っているのを見た。体格はもう小バトといっていい。近くに親バトらしき大きなハト。どうやら、飛ぶ訓練らしい。

 雛は飛ぶのが怖くて、手すりの上で羽を広げてバタバタやるだけである。隣の親バトは、さっと舞い降りたかと思うとどこかへ行ってしまった。やがて隣のアパートのテラスにとまり、黙ってみている。「さあ、今度はあなたの番よ」というわけだ。

 どうなるのか心配なので、自分もベランダに出て観る、いや応援する。小バトは手すりでバタバタやったりクゥクゥ鳴くばかりで、なかなか飛ぼうとしない――。

バカンス中のハト親子3 ハラハラして観ている。「おいガンバレ……」。
――と、一瞬、中空に飛び出たかと思うと、なんとこちらに向かって飛んできた。十メートルほど離れたこちらのベランダにとまり、眼をキョロキョロさせ、生まれて初めての飛行にほっとした風である。地上30メートルほど。この10メートルは、どれだけ遠い距離だったろうか。

 小バトはやがて、自分の手すりへと帰って行った。初飛行の目撃、しかもその“目的”となる栄誉。
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2008年08月04日

主のいぬ間に……

 この時期、多くのフランス人がバカンスで家を留守にする。アパートにある勉強部屋のななめ向かいの一戸も、ここしばらくシャッターを閉めたままだ。

 下ろしたシャッターの前はベランダになっていて、そこにはいくつかの植木鉢がある。今朝、キッチンで洗い物をしながらなにげなく見ていたら、その一つに動くものが――。

バカンス中のハト親子1 よく観ると、なんとハトの雛。主人の留守をいいことに、ハトが子作りを始めたらしい。雛はもうすっかり灰色に変わり小さくはないが、まだ一人では飛べないらしい。植木鉢の縁をピョンピョン飛び歩いている。時どき親バトが来て、エサを与えてる。(写真はクリックすると拡大します。)

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