2009年06月13日

また水漏れ受難?

 一昨日の朝、ベルを鳴らす者がいるので覗くと、男性が立っていて下の住人だと言う。扉を開けると、「トイレの排水溝に水が流れる音が、いつもしているのだが、おたくのではないか」と訊く。もう24時間流れっぱなしだ、と心配そうだ。

 いや、私も気になっていたんですが、でもウチではありません。隣からみたいですが……と言いながらトイレを覗いてもらった。
「ボン、ダコール」では、分りました、とそれでも半信半疑の様子だ。じゃあ、隣かもしれませんね、話をしてみます、と隣のベルを鳴らしたが、誰も出なかった。

 その夕方、エレベーターの前に張り紙がされた。
「トイレの排水音が24時間しています。番号IかJのアパートです。確認してください」
とある。Jはウチだが、どの階だかは書いていない。

 おまえのウチだ、と指摘されたような気になった。水漏れを起こすと、その後始末やら責任やら、大変なことになるのだ。で、管理人のバアさんに話すことにした。隣の建物のポルトガル人の管理人――パリの管理人は歴史的にポルトガル人が多いのだ。この地区では、第二次大戦中、そのポルトガル人がユダヤ人をナチに密告したという暗い過去を持っている――と話をしている最中だったが、割り込んだ。
「これ、そこに貼られたんですけど。大丈夫でしょうか」
「なに? あんたのアパートから水漏れなのかい?」
「違うんですが、ウチの隣かもしれません。今いないようなんですが」
「あそこはいつもいないんだよ。バカンスなんだろね。でも、あんたの階って書いてあるのかい? ちがう? じゃあ、そのまま貼っておきよ。他の人が見るから」
「でも……」
 ポルトガル人の同僚は「こいつ心配性やな」という顔でみている。何とかしなくて大丈夫なのか、と言おうとしたが、管理人のバアさんがそこまで言うなら、実際ことが起こってから、ということなんだろう。知らんぞ、どうなっても。

 ところが、今日、帰ってみると、音は止んでいたのである。当の住人が帰ってきたらしい。
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2009年06月10日

ピカソ美術館で盗難

 今月最初の日曜日の7日、例のごとく美術館はタダだったので、市内にある美術館のうち、ピカソ美術館に行くことにした。ここは、この夏の8月にはまた建物修理で閉まることになるので、その前にもう一度見たいと思ったのだ。ついこの間まで、修理で閉まっていたのだがね。始終修理ばかりしている。

 なんと、今日のニュースで、そのピカソ美術館でピカソのデッサンが盗まれたという。つい先日見てきた展示室のショーケースから盗まれたのだ。複雑な気持ちだ。もちろん、金銭に換算したら、その額たるやかなりのもの。

 報道によれば、盗難は夜の間にされ、ショーケースが壊された後もなく、従業員によれば「あのショーケースの警報機は壊れていた」とか……。引用される従業員の説明が責任感を感じさせず、「自分のせいではない」「私の責任ではない」という、いかにもフランス人らしい言い逃れっぽく聞こえた。この人たち、働く資格あるのかね。
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