2011年07月31日

またもトビヒ

いかん。体調が悪くて、座っているだけでもツライ。左手の指はまだ腫れているし、左の瞼が、痙攣というか、開ける時に時々引っ掛かる。何もする気にならない。

まあ、精神的に甘ったれてるのだ。自分を叱咤せねば。

昨夜、パコが寝る前にオムツを替えていたら、股のところに赤いプツプツの発疹を発見。かなりひどい。以前から脚のあちこちにも虫さされのような腫れが多いので、気にはなっていたのだ(昨日の医者では、結局、虫刺されだろうということで、薬をもらってきただけだ)。同じ部屋にいても、われわれは刺されないのに……。

唇のところにも発疹が出ている。ヘルペス?もしかして、手口足病?だったら大変である――まあ明日の朝、見てみよう、と今朝、またチェックしてみたら、かなり酷いことになっている。皮膚も赤く腫れている。すわ、大変。さっそく医者に。しかし、自分は行ける体調ではないので、日曜診療の病院を探して、上さんに行ってもらう。

結局、脚の虫刺されの掻いたところから菌が入って、トビヒのようになったのだそうだ。体力が落ちているからだろうとのこと。薬をもらってきた。まあ、本人は元気そうだが……。手口足病でなくて、ホッ。

昨日、保育園に迎えに行ったら、先生から「夕方になると微熱が出ますね。体力が落ちているようですよ」と言われ、どうしたらいいんでしょうと訊くと、「早く迎えに来てやるのがいいんですよ」。できないから保育をお願いしてるんじゃ? 皮肉を言ってるのか、プロらしからぬ、とも思ったが、怒ってもはじまらない。ただ、こちらも一杯いっぱいなのだ。
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2011年07月30日

ポンコツは良いコーチ

朝、起きたら、左の手の指が腫れている。曲がらない。左足の指も少し腫れているようだ。右の腰もやや痛い。持病が出たらしい。昔はビールを飲むと翌朝にこんな症状が出たことがあるので、「プリン体」のせい、と勝手に解釈し、ビールを控えたりしていたが。昨日までちょっと無理をしていたので、体に来たか。

パコの脚にやたら虫に刺されたような跡があり、気になるので、今朝、病院に連れて行くことになっていた。妙な鼻水も出るし。

しかし、これでは無理だ。上さんに小言を言われてゴソゴソ起き出したら、パコが笑顔で寄って来た。「すまん、トオさんは、今朝は上手く動けない」。心の中で謝りながら、尻で居間まで這って行って、やはり上さんに叱られながら、パコのオムツを替える。

パコ達を送りだした後、また寝る。1時間半ほどして起きたら、今度は、右足の指も腫れていた。腰はもっと痛い。いい加減、起きなければならない。作っておいてもらったコーヒーを飲む。

痛くて右回りができない。これじゃ、せっかくの週末も使い物にならんわい。と思っていたら、何とか動き回る方法を見つけた。右脚から回ると痛い、つまり、野球の打者のように回転すると良くないが、テニスのバックハンドでパッシングショットのように右半身全体で回転するとなんとか回れるのだ。
オレって良いコーチになれるかも。
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2011年07月29日

日本社会という「壁」

日本人の(とあえてアイマイに書く)理不尽な対応・姿勢に、やり切れない思いにされる。

この国の、(特に)会社や体制を背にモノを言う人たち(たいてい男性)の傍若無人さには、心が沈む。世界スタンダードから見れば(ああガラパゴス)、虎の威を借る狐、中身のない無神経――と言えばそれまでだが、そうした人たちでこの社会が回っている――いや、回ることが正当化されているのには、ただただ暗澹たる気分になる。

日本という特殊な社会の、巨大な「壁」だ。疲れた。
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2011年07月25日

名前

パコが、“言葉”を積極的に使うようになった。一週間ほど前から、広告を見ながら、フニャフニャフニョと“読む”のだ。

朝、起き出してきたかと思えば、「むンニャむーにゃむー」と、“歌”らしきものを歌うこともある。

こちらを指さして、「だれ?」と訊くと、「かあーたん」や「おとーたん」と言う。「パーちゃんは?」と言うと、自分の鼻を指す。

「パーたん」は、前から、食べ物が欲しい時に言っていた。お菓子を食べていると、お菓子を指さして「パーたん」「パーたん」と言う。「パコちゃんも食べる!」という意味だ。「お菓子食べる?」と訊くと、さっそくお座りして待っている。

名前があるのがおもしろいのか、母親を指さして「ん?」とやる。「おかあさん」と答えると、もう一人の父親を指さして「ん?」とやる。「おとうさん」と答えると、また母親の方を指さす……ということを延々と繰り返す。時に、エアコンを指して、「ん?」。

風呂に入れてやっていると、ボディタワシを指さして「ん?」。気になるあちこち指さして、徹底的に訊くのである。
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2011年07月24日

忘れさられた井川選手

金曜日にジムに行って、ちょっと調子に乗ってやり過ぎたのか、クタクタである。体のあちこちに疲れが残り、痛みもある。座っているだけで精一杯だ。持病があるので、本当は無理してはいけないのだが。

一週間ほど前には、ギックリ腰みたいになり、おまけに風邪をひいていた、その時、気づいたのだが、ギックリ腰で咳をすると、これは拷問だね。腰に響くのである。こういう拷問があってもいいかも、いや、幼児を抱かせたら、もっと拷問かも――などと、パコを抱えて坂道を登りながら考えたものである。(保育園からパコを抱いて帰って来る時には、体がバラバラになるかと思った。)

パコを抱えて駅前を歩いたら、浴衣姿の小顔の美人がさっそうと駅に向かっていた(後で調べたら、吉祥寺で夏祭りだったんだそうな)。日本にはなかなかいないような小顔の女性で、薄黄色の浴衣がよく似合っていた。

NYタイムズに、大リーグのヤンキースに移籍した井川選手の記事。大リーグで目が出ず、ヤンキースのGMも「われわれの判断が悪かった」と日本の球団への移籍を勧めたが、井川は「大リーグでやることが夢」と断り、いらいずっと(契約による高給をもらいながら)マイナーレベルで練習しているそうな。
Kei Igawa - The Lost Yankee
http://www.nytimes.com/2011/07/24/sports/baseball/kei-igawa-the-lost-yankee.html?scp=1&sq=igawa&st=cse
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2011年07月23日

食いしん坊

パコはよく食べる。保育園に迎えに行くと、ほとんどいつも、先生から「良く食べますねー」と言われる。家では喰わせてないように思われるのではないか、とちょっと不安になるくらい。
家でも、食う時は尋常な量ではない。「おいしい顔は?」と訊くと、目を細め、口をつぼめて、「美味し〜い」顔をする。

広告の写真の「寿司」をつまんで、口に入れ、「はむはむ」とやる。すみませんねえ……。でも、寿司なんか、どこで覚えたのか。

しばらく前から、写真や絵の「食べ物」にも反応するようになって、TVにおいしそうな物が映ると、「あーあー」と指さす。

口にあったものはいつまでも食べたがる。しかし、いったん気に入らなくなると、決して口をあけてくれない。一度、うまいフランスパンを買ってきたら、そればかり指をさして、近所で買っておいた普通のパンには、ガンとして口も開けなかった。

口が肥えるのはいいけれど、高くつきそうだよ、このおヒィ様。
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2011年07月22日

日本の原発政策の「深い闇」

と思ったら、宝島『原発の深い闇』に、この国の原発政策の「深い闇」がかなり暴露されていて、急いで購入。そう、知りたかったのは、こういう「裏の事実」なのです。

東電と政府の情報隠蔽の数々、国と電力会社の癒着は元より、マスコミ、自民党、民主党、経済界、警察――すべてが、どう原発利権、電力利権に侵されているか、数字を挙げて示している。原発擁護の文化人、御用学者との関係も。

大手新聞や週刊誌(AERA、週刊朝日、週刊現代・ポストを含む)にどれだけ原発PR広告が載せられたかも。もちろん、広告が多ければ批判記事が書けないのは、単純な論理。ちょうど上さんが、
「東京新聞って、原発記事、ガンバッテるね」
と言っていたのだが、東京新聞は原発PR広告がゼロと書いてある。

興味深いのは、原発業界が、一般人をどうメディアコントロールするかの戦略や、現地の町長をどう“脅してきたか”の報告も(あるフィクサーが殺人をそそのかしても、関連する裁判では取り上げられもしなかったそうだ)。

昨日書いた、藤原正司民主党議員が原発業界と非常に強い関係があることも、事細かに指摘されている。
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2011年07月20日

藤原議員・獅子身中の虫?

この大事な危機の時期に、いまや民主党内部からも起こる「菅降ろし」政局には、呆れを通り越して、幼稚さえ感じる。民主も自民の政治家も、ある「同じ力」に動かされているのだろうと思わされる。

朝日新聞に、藤原正司民主党議員のインタビューが載っている。藤原正司議員は関西電力社員を経て、電力系労組を総括する「電力総連」の顧問。もちろん、脱原発には反対だ。御存じ、民主党内にも原発推進派がいるが、その筆頭のような議員。その論理も、「現状の方がいい」と、ロコツに電気業界寄りだ。

菅首相、まさに背中から刺される、の図だ。

今やこの国は、電気政策、原発行政に関しては党派の区別はない、ということだろう。自民党は、過去においては完全な推進派で、現在の立場もそれから離れるケハイはない。積極的な提言はなく、「菅叩き」ばかりしているのも、そのせいなんだろう。この国の国民――たとえば、新聞の投書に「早く自民党の政権を」と書く人たち、「民主党では頼りない」と批判する人たちには、それが見えているのか。

確かに、民主は、頼りないどころか、放射線処理に関しては、信じられないムノウさを呈している。が、自民だったら、ちゃんとできたのだろうか?

インタビュー記事を読んでいると、今の日本の政治の悪が見えてくるようだ。政界には(自民党だけでなく)民主党にも“原発議員”が蔓延し、この度の震災直後の日本の≪信じられないほどの対応の遅さ≫は、こうした原発業界・電気業界つながりの議員たちが急いで動くことを(おそらくは意図的に)せず、むしろ情報を操作する方に傾いた――こういう観方を否定することができるか?

武田邦彦氏が、YouTubeのビデオで面白いことを言っていた(岩上安身氏によるインタビュー)。
「あの『菅降ろし』という表現は、おかしくないか。本当に自分が首相をやりたければ、名乗り出るはずだろう。しかし、誰も名乗りを上げて、この日本も政治も大変な時期にやろうと言う人はいない。この国には首相をやりたいと言う人は、1人しかいない。それが菅さんだ。」だったら菅さんがやるしかない、という趣旨だったか。

菅首相は、民主党に頼ることができないと、あるところから見切りをつけたのだろう。脱原発をどこまでやりきって、出ていくか。
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2011年07月19日

長期脳死

パコの睡眠時間に振り回されて、やや過労気味。これぞ育児!

読売新聞が、脳死にさいして、患者の家族に対し、「長期脳死」の可能性について十分な説明はされていないことを報じている。(記事のヘッドラインが、ややズレているが。)

実際の紙面によれば、医者の側も、移植コーディネーターの側も、どちらも説明しようとしないという。日本は伝統的にインフォームドコンセントがしっかりなされていない傾向があるが、ここでも互いにゲタを預けた形で、「インフォームドコンセント」の本来の意味を見失って形式ばかりにこだわる、典型的な日本的手続きの在り方ではないかと思う。
改正移植法1年、15歳未満の脳死29人
15歳未満の子供からの脳死臓器提供を認める改正臓器移植法が全面施行された昨年7月からの1年間に、実際に臓器を提供した1例のほかに、少なくとも29人の子供が脳死と判断されていたことが、読売新聞社の調査でわかった。

 この中には30日以上生き続ける長期脳死の該当患者が12人いた。家族が臓器提供を承諾すれば、法的な脳死判定を経て数日以内に臓器は摘出されるが、患者の「死の時期」を決めることになる家族に対し、長期脳死の可能性について十分な説明はされていなかった。

 調査の対象は、厚生労働省が子供からの臓器提供が可能な施設として公表した全国56施設。アンケート形式で実施し大学病院や小児専門病院など54施設から回答を得た(回答率96・4%)。その後の取材を含め、6月末までの状況をまとめた。

 ほぼ確実に脳死と医師が判断した29人のうち、13人では臓器提供の話し合いが行われた。その後の経過が判明した9人のうち6人は、脳死と判断された後も3か月以上生存し、入院時から2年以上生きたケースもあった。
(2011年7月19日03時02分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110718-OYT1T00791.htm
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2011年07月18日

食物のトレーサビリティー破たん

夜、パコはなかなか寝つかなかった。母親が乳を含ませても、しばらくすると寝室の襖を叩いて出ようとする。「父親を呼んでるよ」と言われて行ってみるが、そうではないらしく、すぐあらぬ方向を指さして、泣き叫んだ。

オムツを取り出すから、替えたいのかと思えばそうでもないらしい(さっき替えたばかりである)。玄関に行くというから連れて行くと、玄関の靴を指して(?)何か言う。「もう遅いからね」と諭すと、さらに涙目で訴える。

なにをやっても、寝たくないと泣き叫ぶ。こんなのは初めてである。これが「夜泣き」というのだろうか。母親も父親もクタクタになって、結局、12時近くまで。

さて、牛肉の放射線問題だ。これまでも、この政府のモノゴトの決定の遅さにはあきれることばかりだが、放置した稲ワラ餌を牛にやるのを許していたとは――いや、外に野ざらしにするのを放置していたとは、ちょっと信じがたかった。本来なら、事故の後、農作物、畜産すべてで何らかの通達をすることを考えなかったのか?この政府は、アタマを使うことができないのか?

しかも悪いことに、この国は「食の安全」に関しては、穴だらけである。日本の「トレーサビリティー破たん」に関して先日書いたが、その良い例がこれだ。これからも、ますます被害が出るだろう。
セシウム汚染の牛「岩手県産」で流通も
福島県から出荷された放射性セシウム汚染の疑いがある牛肉が「岩手県産」などと別の産地表示で流通しているケースがあることが17日、分かった。農林水産省によると、牛は出荷されるまでに複数の場所で育てられることが多く、飼育期間が最も長い場所を産地として表示するのが基本とされるためだが、小売店や消費者には分かりにくい仕組みとなっている。

 「仕入れた時に『岩手県産』と表示されていた。福島県経由とは認識していなかった」。山口市内でスーパーを経営する会社は17日、福島県浅川町の農家が出荷した牛の肉を販売したことを文書でこう釈明した。

 このスーパーで販売された牛の個体識別番号から生産履歴を調べると、2002年5月5日生まれの雌で、出生地の記載はない。03年3月以降の約7年半は岩手県内で飼育され、昨年9月22日、浅川町に移動。今年5月11日、千葉県の食肉処理場で解体された。
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20110718-806744.html
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2011年07月17日

ヘルパンギーナ

昨夜は、パコの熱が下がらず、一晩中、保冷枕にちゃんと頭を当てているかを確認しながら、一晩を過ごした(それだけしてたわけではないが)。

今朝、昼近くまで寝ていたら、パコが周りで跳ねまわっている。大きな笑い声、手をたたきながら陽気である。上さんが日曜も開いている病院に連れて行ったら、「ヘルパンギーナ」とかいう夏風邪で、明日には熱も下がるだろうと言われたという。
「流行りの夏風邪です。そのまま放っておいても、寝ていれば治ります」
と言われてたという。今朝は、まだ8度5分あったが、いまは7℃台に下がっている――というより、もう元気・全開。まあまあ、良かった。

目の前に座って、いつもするようにキスをしてくれたと思ったら、絵本を持ってきて持ちあげた手にちゃんと渡す。「もうこんな時間よ」とでもいうように、目覚まし時計を渡してくれる。

「ハイハイ、じゃあ、コーヒーでもお願いできますかね」と言うと、上さんをテーブルのところまで連れて行って、「うっ?」と、載っている自分のミルク入りコップを指さした。上さんが取り上げると、「よし」付いて来てと言わんばかりに、スタスタと歩いてきて、私を指さした。「のむ?」――

追記:
ところが、昼食の頃からまた泣き始めた。かなり激しい。小さなトマトをあげたら、吐き出した。そして、ひたすら泣き続ける。食べることも乳を吸うのもイヤがる。

「ヘルパンギーナ」を家の育児書で調べたら、喉頭にブツブツができてモノが食べられなくなるという。場合によっては、その(対処療法用の)薬も出すという。医者は、そのことに触れさえもしなかったのだ。まったく情報不十分! この医者、U医院という、何度か行ったことがある病院だが、イケない。前回のアレルギー性皮膚病も見落としで、結局、他の病院でちゃんとした診断をしてもらったのだった。(新しい)医学的知識がないようだ。

結局、寝てくれたものの、今度は寝過ぎて、一晩中起きて動き回っていた。育児と言うのはまさにこういうものを言うんだろう。

朝日新聞が、1955年、政府が原発を導入するために行った「偽装」について報じている(スクープ?)。最近の朝日は東電、原発業界への批判の姿勢が強く出てきている。距離を置き始めた?
原子力委の設置、裏に偽装報告 55年 初の海外調査団政府が1955年、原発を導入するために初めて派遣した海外調査団の報告書が、原子力委員会の設置を推進する内容に偽装されていたことがわかった。作成に関与した旧通商産業省の初代原子力課長(故人)の偽装を認める証言が、文部科学省の内部文書に記録されていた。

日本原発導入初期の流れ(朝日110716) 文書は85〜94年、日本の原子力行政の重鎮で、原子力局長や原子力委員を務めた故・島村武久氏が、原子力政策にかかわった政治家や官僚、学者など33人を講師として招いた「島村研究会」の録音記録。A4判620ページにわたって文書化され、文科省が製本したものを朝日新聞が入手した。

 政府は54年12月、初めての原子力予算で、物理学者を団長とする15人の「原子力平和的利用海外調査団」を派遣。4班に分かれて米英仏やインド、スウェーデン、デンマークなど14カ国を巡り、原子力行政の組織体制を調べた。

 調査団は帰国後、原子力を推進・開発する政府の機関について「各国の統括機関はほとんどすべて委員会の形をとり多頭。各方面の意見を十分に入れるためと思われる」と報告書に明記して、集団指導体制による委員会の設置を日本でも急ぐよう提言した。

 事務局として作成にかかわった旧通産省工業技術院原子力課の初代課長の故・堀純郎氏は88年、「島村研究会」に招かれ、「(トップに)委員会をつくっているのは米国だけで、ほかにはどこもない」と指摘。フランスは「役所」、イギリスは「公社」だったにもかかわらず、「(諸外国は)どこでも委員会だ。だから日本でも委員会を作らなくちゃいかんと強調した」と偽装を証言した。

 さらに「若い事務官がこんなうそ書けるかと憤慨した」とも証言し、のちに資源エネルギー庁次長となる豊永恵哉氏が偽装に抵抗したことを明らかにした。
 豊永氏は朝日新聞の取材に「委員会は米国にしかなく、責任があいまいになり、日本になじまないと思った。むしろしっかりした行政組織を作るべきだと上司に進言した」と話す。

 政府は報告書をもとに原子力委員会を56年に発足させ、初代委員長に正力松太郎国務相、委員にノーベル物理学賞の湯川秀樹氏、経団連会長の石川一郎氏らを起用。著名人を集めた委員会を設け、米国の水爆実験で「第五福竜丸」が被曝(ひばく)した事件による原子力への世論の逆風を弱める狙いがあったとみられる。政府が公表した報告書の偽装は、原発導入期からの隠蔽(いんぺい)体質を示すものだ。(山岸一生)
http://www.asahi.com/politics/update/0717/TKY201107160721.html
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2011年07月16日

週末はフィーバー

午後、保育園から電話があった。パコに39度近い熱があると言う。あわてて迎えに行く。

あちこち電話したが、土曜の午後は小児科病院は閉まっている。とりあえず、明日の朝まで看て熱が下がらなければ、救急でもなんでも、医者に行くしかない。

保育園に着くと、パコは医務室のベッドに横になっていた。オデコに乳児用の(?)小さなヒエピタが貼られている。元気がない。朝は、あんなに威勢がよかったのに(大騒ぎで、グラスを一つ床にたたきつけて割った)。

帰宅してジュースを飲ませるが、いつもの元気さはない。横になるパコに添い寝する。仕事が遅れるが仕方がない。私もいつまで生きられるか判らない。機会があれば、できるだけパコの相手をしなければ。
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2011年07月15日

道元と西田幾多郎

昨日、日本で研究生活を送っていたが、今月の末にフランスに帰ることになったL君と昼飯を食った。

震災前から奥さんと滞在していた。あの震災・原発事故直後、フランス大使館から「関東から、できれば日本から出るように」という連絡をもらって、彼も一時帰ってしまった。奥さんは、事故以前から、3月18日に一時帰国することになっていた。

L君は、18日に成田に奥さんを見送りに行ったその足で、大阪までの飛行機の空席を見つけ、かばん一つで、そこのユースホステルにしばらく滞在していた。そのユースホステルにはフランス人があふれていたという。

しばらく関西にいたが、L君の保険会社がフランスまでの飛行機を手配してくれて、帰ることができた。6月の初めまでフランスにいたが、「安全宣言」の後、奨学金が特別に2か月の延長を考慮してくれて、再来日していたのだ(奥さんは、放射線のことを配慮し、再来日を断念)。それが、この7月で終わるのだ。

L君の専門は仏教思想家の道元。ジョナサンで道元と哲学者・西田幾多郎の違いを延々と話した。あいかわらず、分かんないんだよなあ、西田。論理が独特で。
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2011年07月14日

目を覚ましたら

目を開いたら、かたわらのかわいい子が、ムックと顔をあげてこちらの顔を見た。

「おお、かわいコちゃん。私のかたわらで目を覚ましたかわい子ちゃんは、君で、4857人目かなあ」
と言ったら、パコは
「ふふー」
と、なかば呆れ顔を含んだ大きな笑顔で、起き上がった。ジョークが分かる子に育ってるようだ。
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2011年07月13日

呻き

アメリカにいた時に読みかけにしていた英語の本をまた読んでいたら、その時の記憶がよみがえってきて、一日中、他のことが考えられなくなった。

その時わが身に起こった事故は、人生を変えるような大変なことで、私の人生をある意味メチャメチャにした。あれがなかったら……という思いで、急に地をはうように呻くことが、これまで何度あったろうか。それを、体よく抑圧して生きてきたわけだ。

それには、ある日本人が間接的に関係していた。

彼は、当時、日本からの企業派遣の学生だったが、何かにつけ、アメリカ人に対する愚痴を私に言っていた。こちらも、寝る間も惜しむような生活の中、善意のつもりで聞いていたが――。私の事故の直後も、振る舞いが実に卑しい男だった。そういう男を遠ざけることができない自分が、いけなかったのだが。

私は、年齢的にも兄さんで、頼まれたら“ひとはだ脱がざるを得ない”性格で、その後も、日本人の手助けをすることが多かったが、その後、日本人がどんなに恩を受けても、時に手にひらを返したように自己保身に走り裏切ることを知るのに、長くはかからなかった。

思うに、腰掛け的に2,3年、来ていた者たちはそこに自分の“根”はない、と思っていたのだろう(私のように長期いる滞在者はまれだった)。――旅の恥はかき捨て。そのあたりから、彼らの似通った行動パターンに、距離を置くようになっていった。
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2011年07月10日

近視眼的な日本人

上さんはパコを連れて実家へ帰った。

こう都内の放射線が下がらず、食べ物も安心できないとなると、時々、体を休めに遠くへ行った方が良い。パコの通う保育園は、平気で栃木や千葉産の野菜をご飯に出している。「国の安全基準はクリアし、流通しているものだから」だそうだ。

「流通しているから」――ああ、なんというノー天気な政府に対する信頼!あれほど情報操作で裏切られて来たのに、あいかわらず政府を信頼しようとする役所根性よ! 批判精神の皆無よ!! しかも、それは「暫定基準」なのですよ。

週刊誌によれば――記者クラブべったりの“大本営”大新聞より、いまや週刊誌の方がよほど信頼が置ける――、都内の放射線量は、「公式に」発表されているものよりかなり高いのだ。

しかも、この国では食品の「トレーサビリティー」が崩壊しているから、食物偽装が横行している。千葉の野菜の「食物偽装」を見よ――偽装がばれれば、千葉県産物の全部が買い控えにあうことに思いが至らないのか? なんという近視眼的な人たちよ!!

この大事な時期に、手前の生産物を売り抜けることしか考えられないのか?!
それは、この政府も同じだ。
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2011年07月09日

なさけない推進派

NHKスペシャルの原発事故についての討論会に、奈良林直氏という人が、原子力委員会の委員(元東芝社員)として出ていた。

この人、酷いね。数年前、フランスで原発が止まったために熱中症で5万人の死者が出た、と説明してたが、どんな因果関係があるというんだ。エアコンが使えなかったからか?フランスは、そもそもエアコンなんか備えている家はほとんどないですぞ。

その他、かなりアヤシイ発言も(「使用済み核燃料は、増殖炉を使うことによって、これから2,500年分の日本のエネルギーになる」。「再処理にかかるコストは、電気代に割り振ると、たった1円」」)。国民、ナメられてるなあ。NHKも確信犯なんだろう。

北海道大学の教授先生らしいが、この研究者様、むちゃくちゃ。もちろん、発言すべてが、原発推進まずありき。そもそも、そんな「原子村」の住人が安全委員会にいることが問題視されないことこそ、この国の病巣を示している。

推進派、腹が立つというより、情けなくなってくる。

同席していた経産省出身の澤氏は推進派の論客だそうで、どんな論陣を張るか興味があったが、論理的なようでいて反対派の飯田氏に説明をまともにさせようとしない、笑ってはぐらかしたり――と、これもガッカリした。推進派がいることはかまわない。しかし、こんな時期だからこそ、真剣に人を説得できる論理で真摯に語りかけなくちゃ、マズイんじゃないかい? 原発で作業している人の苦労を引用したりするんじゃなく(原発労働者がかわいそうと言うんなら、推進派ははっきりと責任を取るべし)。

それとも、推進派は、そのままでは「人を説得できる論理」がないってことかい?
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2011年07月08日

血液型イイワケ

昨日は、パコを早めに保育園からピックアップして小児科に行った。エルゴで抱いて行ったんだが、予約の時間までギリギリ、赤ん坊は体温が高いし、汗だくだ。

先生は、「水イボ」が小さくなっているのを見て、
「こりゃ、水イボじゃ、なさそう。うむ、ちがうな」
とりあえずホッとして診察室を出る。しかし、着いて5分もたってないし、かといって当日最後の予約なので、もう出なければいけない。

さすがに参って、途中、公立図書館で休憩。絵本を読んであげたが、パコはすぐ、「帰ろう」のシグナル。はーー。

インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙を読んでいたら、辞めた松本氏の「血液型B型のイイワケ」についての記事。
Matsumoto blames blood
TOKYO - Forced to quit after barely a week as Japan’s reconstruction minister for remarks deemed offensive to victims of the March earthquake and tsunami, Ryu Matsumoto had an unusual explanation for his behavior − his blood type, Reuters reported.

“My blood’s type B, which means I can be irritable and impetuous, and my intentions don’t always come across,” he said on Tuesday after his resignation.

“My wife called me earlier to point that out. I think I need to reflect about that.”

Mr. Matsumoto was tapping into a widespread belief in Japan that blood types correspond to various character traits, similar to the belief in astrology and horoscopes.

Many Japanese believe their blood type can foretell success in romance and the suitability for jobs.

これが世界に配信されるんだよねえ。ああ、恥ずかしい。
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2011年07月06日

パコの嫉妬

夜、パコはなかなか寝ない。母親に甘えて乳をねだっては、また起きて歩きまわる。何回目かの後、部屋の隅にあった収納式のベンチに上ってしまった。

ベンチには、郵便局からもらった小さなサルのヌイグルミが置いてある。「サルタン」と名付けている。それを見て、上さんが、ふと
「パコに、嫉妬があるって、チェックしたことないなあ」
と言った。

顔を見合わせた後、私が「サルタン」を引き寄せて
「サルタン、かわいいねえ」
と抱きしめた。
上さんも、「サルタン、チュッ」とキスをした。

パコは、こちらを見るでもなく、思い深げに視線をただよわせている。サルタンをベンチに戻す――と、パコはすました顔で、「サルタン」をつまんで、ポイッと床に投げた。

上さんは、そのサルタンをつかんで、一緒に布団に横になった。
「あー、サルタンはオヤスミ、いい子だねー」
抱きしめると、パコはベンチから降りて行って、そのわきに横になったのだ。

もう、嫉妬の気持ちって湧いてきてるんだねえ。

パコの「水イボ」が治らない、どころか、手に小さな点が二つほどでてきた。あす、医者に連れて行くことにしよう。明日は仕事がないので、久しぶりにジムにでも行こうと思ったが、これでは行けそうにない。
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2011年07月05日

レントゲン

咳がなかなか止まらないので、近所の医者に行った。「○○診療所」という。診てもらうと、「一応、レントゲンをとりましょう」ということになった。

2階のレントゲン室で看護婦さんに指示され、シャツを脱いでレントゲンの台の前に立ち、両手を広げる。

「あーら、スポーツか何かやってらしたんですか? 広い肩!」
看護婦さんが、大きな声を出す。
「ええ……まあ、いろいろと……」
看護婦さんが部屋を暗くした。と思ったら、すぐまた電気を点けた。
「ちょっと待って。こんな肩が大きいと、レントゲンとれるかしら。板、横にした方がいいかも……」
そう言いながら、レントゲンの長方形の板を取り出して、横にする。
(そんな、アホな……)
「いやあ、肩は広いですが、こう見えて、肺のサイズはそんなに変わりませんから……」
そう言いながら、レントゲンの板を胸の前に当てて見せる。「ホラね」
(何やってんだ、オレ……)

「そうよねえ、きっと大丈夫よねぇ」
看護婦さんは、やっと納得してくれた。
しかし、撮影はなかなか始まらない。別の部屋にいる医師がボタンを押すのだそうだ。
こらえきれず、咳をする。
「風邪ですか」
看護婦さんが訊く。
(それを診てもらいに来て、いまレントゲン撮ってんですけど……)
「かもしれません」
「困りましたねぇ」
「ええ、まあ」
他人事である。病院に来て、「困りましたねぇ」もないもんである。
こちらがそう言ってるのを相手もせず、焦れたらしく、突然、電話で「先生、おねがいしまーす」と声をかけた。

スピーカーから、先生の声がする。
「あー、ではいきます、いきます、いいですかー。はーい、深く息を吸って下さい――」
思い切り、息を吸う。咳が出そうで、苦しい。
「って言ったら、吸って下さいねー」
あわてて、息を吐いて、もう一度、深呼吸。

終わると、看護婦さんが、ファイルを手渡し
「じゃあ、部屋出て、左側の突き当たりに、コレ出して下さい」
しかし、そこは物置部屋なのであった。
「あ、違う違う、1階ですぅ」
のんきな病院である。なんか、気に入った。

待合室で計った血圧
  一回目  114 82 脈拍73
  二回目  113 78  脈拍72
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2011年07月03日

口をとがらす

パコが、何かにつけて、口をとがらして見せるようになった。オムツを替えたくないとか、オヤツが欲しいとか。母親をまねているようだ。パコを叱る時に下から睨んでする「メッ」も、まねるようになった。

こうして、表情豊かになるんだねえ。しかし、親の在り方が、こうモロにでると、ややあせる。

夜、通販で注文していたシンチレーションの線量計が届く。精度は、先に買った小型ガイガーカウンター(ロシア製)よりも良いらしい。アメリカ製(香港で組み立て)のもの。

ガイガーカウンターで、この辺りは「0.11」位が普通だが、シンチレーションの線量計では「0.07」位を指す。0.03〜0.06くらいの差がある。低めなので、何となくホッとする。もちろん、セシウムのどれかだけに反応しているようだったら、低いのは事実を伝えていなくて問題なのだけれど。
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2011年07月02日

夏祭り

朝の9時半から、保育園の夏祭りである。

保育園から、親も浴衣か甚平を着て来るように、言われていた。甚平なんか持っていないが、娘のためだ。と、わざわざ買った。

パコには、トンボの柄の甚平を着せた。当日、浴衣を着る予定だった上さんは、止めにした。必要なものがないという。しかたなく、私が甚平を着る。

3人で保育園に向かう。朝から甚平で外を歩くオヤジ――わきに娘がいなかったら、どうみてもアブない中年だ。

保育園に行ってみると、甚平を着ているのは私だけだった。父親たちは、ほとんどTシャツ姿で、ハチマキをしている人もいる。もちろん、手にはカメラ。

パコは、見たこともない熱気に気おされたのか、急に泣き出した。
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2011年07月01日

風邪をもらう

今回の原発事故で娘を疎開させたり、ペットボトルを買いまくったり、ガイガーカウンターを何とか手に入れたり、といろいろと忙しくて、ブログも書く暇がなかった。で、何とか再開しよう(過去のエントリーは、時々、暇を見てアップするつもりです。)

3週間ほど前、パコが風邪をひいて、咳をさかんにし、喉もガラガラだった。パコが治りかけのころ、パコのゴハンの残り物を食べたら、一発で、翌日から風邪をひいた。

子供のものとはいえ、口にしてはいけない。痰は止まったが、まだ咳は出るわ、体はダルイわ。胸に、何かツカエはあるわ――この2週間、どうも治らない。栄養ドリンクなどを飲み続けているが、やはり、いけませんね、そういう生兵法は。子供はマイコプラズマにもかかると言うから。

医者に行ってみよう。
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