2011年04月10日

ああこの国、この都民……

独善的で震災を「天罰」と言ってのける原発推進論者がダントツで都知事に再選されるとこといい、この国のメディアコントロールといい、電気会社の言うがままになる政府といい、この国の学問の独立の欠如といい、すべてに気がめいる。

(地方でも自民党が勝っているが、東電の厚顔無恥な対応は、この自民=原発推進派の勝利(そして、たぶんすぐにやって来る政権交代?)を見越していたのではないか? 連立を言っていた自民党議員も、原発推進派が多いそうで、この選挙結果が出るまでの隠れ蓑に使ったか??)

何も食べる気がしない。クソおもしろくもない。しかたないので、夕食は、家にあったシュウマイを酒で流し込んだ。

昼間、街で買い物をしていたら、近くを歩いていた中年男性が、隣の老婆に、
「お母さん、早く帰って投票に行かないと。石原さんに入れないと、落ちてしまいますから」
と、ニコヤカに話しかけた。もしかしたら、多くの東京都民は、今回の大震災・原発事故でも、何の危機感も感じていないのかもしれない。

気象庁は、福島原発からの「気流の動き」(なぜ以前に発表しなかったのかと批判されて、気象庁は「IAEAには報告していた」と言い訳けした)を発表したが、「実際の観測値が入っていない予報だから、本来は発表するべきものではない」、 とノタマッタ。
国際原子力機関(IAEA)に提供した
放射性物質の拡散のシミュレーション情報について

《資料を参照する上での注意事項》
・これらの計算結果は、IAEAの指定する放出条件に基づいて計算したものであり、いわば仮定に基づくものであって、実際に観測された放射線量等は反映されていません
・当庁の同業務における計算の分解能は100km四方と、避難活動等の判断にとって極めて粗い分解能で行われているものであり、このため、この結果は国内の対策には参考になりません
・国内の原子力防災については、緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)による試算結果が公表されています。
各地の放射線モニタリングデータ(測定結果)についてはこちらをご覧ください
http://www.jma.go.jp/jma/kokusai/kokusai_eer.html
しかも、放射性物質の拡散はSPEEDIの役割であるからそっちを見ろと。もちろん、 SPEEDIなんて一度しか発表していない。なんという人を馬鹿にした論理だ?!

「仮定に基づくもの」で「予測」がだめだと言うのか? 何をかいわんや、である。天気予報、台風進路予報も、花粉飛散予報も、IPCCがやっている「温暖化予報」も、政府が出している作柄予報も、みんな発表されている。どれも「予報」だ。国民をバカにしている。

こんな非論理が、この国では、ずっとまかり通っているのか??? ああ、胃が痛い。
posted by ろじ at 00:00| パリ | TrackBack(0) | 日本・社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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